更年期の冷え・のぼせ・不眠”に悩む女性へ

「“更年期の冷え・のぼせ・不眠”に悩む女性へ 〜体質別ケアのすすめ〜」

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

40代後半から50代前半にかけて、多くの女性が経験する「更年期」。
体が火照るのに手足が冷えたり、夜なかなか眠れなかったり…。
「これは私だけ?」と不安になる方も多いですが、東洋医学では**“変化の時期”に起こる自然な反応**と考えられています。

今回は、更年期に起こりやすい**「冷え・のぼせ・不眠」**を東洋医学の体質別に紐解き、
今日から実践できるケアをご紹介します。


🌗 更年期は“陰陽のバランス”が崩れやすい時期

東洋医学では、更年期は**「腎(じん)」のエネルギーが自然と低下する時期**とされています。
腎は「成長・発育・生殖・老化」を司り、女性の月経周期やホルモンバランスにも深く関係しています。

腎のエネルギー(特に“腎陰”)が減ることで起こるのが、

  • 陰(潤す力)不足 → のぼせ・ホットフラッシュ・不眠

  • 陽(温める力)不足 → 冷え・倦怠感・むくみ

というように、陰陽のアンバランスが原因となる不調が現れやすくなるのです。


🔍 あなたはどのタイプ?体質別の特徴と対策

①【腎陰虚タイプ】〜のぼせ・ほてり・不眠〜

更年期で最も多いタイプ。
潤いが足りず、熱がこもってしまう状態です。

症状:

  • ホットフラッシュ、のぼせ、寝汗

  • 喉が渇く、皮膚の乾燥

  • 寝つきが悪い、途中で目が覚める

ケアのポイント:

  • 黒豆、山芋、白きくらげ、クコの実などで潤いを補う

  • 夜はスマホや強い光を避け、心を落ち着ける時間を

  • ツボ:太渓(たいけい)・照海(しょうかい)・三陰交


②【腎陽虚タイプ】〜手足の冷え・むくみ・倦怠感〜

温める力が弱まり、エネルギー不足の状態。
特に冷えが強く出ます。

症状:

  • 手足が冷える、寒がり

  • 朝がつらい、やる気が出ない

  • むくみ、腰痛、頻尿

ケアのポイント:

  • 生姜、にんにく、羊肉、黒ごまなどで体を温める

  • 足元・お腹を冷やさない服装を意識

  • ツボ:命門(めいもん)・関元(かんげん)・腎兪(じんゆ)


③【肝鬱化火タイプ】〜イライラ・怒りっぽさ・不眠〜

ストレスがたまり「肝」に熱がこもった状態。
感情の起伏が激しくなります。

症状:

  • イライラしやすい、怒りっぽい

  • 顔がほてる、口が苦い

  • 睡眠が浅い、夢が多い

ケアのポイント:

  • 緑茶、セロリ、ミント、しそなどで熱を冷まし気を巡らせる

  • 音楽や趣味で感情を発散する習慣を

  • ツボ:太衝(たいしょう)・内関(ないかん)・百会(ひゃくえ)


🌱 更年期ケアにおすすめの共通習慣

  • 湯船にしっかり浸かる(体を温め、巡りをよくする)

  • 軽いストレッチや散歩を習慣に(肝の気を巡らせる)

  • 22時〜23時には寝る(腎と肝を回復させる時間)

  • 冷たい飲み物や刺激物を控える(胃腸・肝への負担を軽減)


🏥 当院の更年期サポート

さくまうたたね治療院では、
体質に合わせた鍼灸・整体・生活アドバイスで更年期の不調にアプローチしています。

  • 「腎」の機能を高め、土台から整える鍼灸施術

  • 不眠・のぼせ・冷えに対応したポイントを的確に刺激

  • 無理なく続けられるセルフケアのご提案

「年齢だから仕方ない」とあきらめる前に、
ご自分の体と丁寧に向き合う時間をとってみませんか?


✅ まとめ

  • 更年期の不調は「陰陽バランスの崩れ」から起こる

  • 「腎陰虚」「腎陽虚」「肝鬱化火」など体質により症状も対策も違う

  • 東洋医学では、根本の体質からアプローチし、心身を整えられる

さくまうたたね治療院