女性のイライラ・情緒不安定”はなぜ起こる?肝とホルモンの関係

「“女性のイライラ・情緒不安定”はなぜ起こる?肝とホルモンの関係」

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

「些細なことでイライラしてしまう…」
「気分が不安定で、自分でもコントロールできない」
「生理前や更年期に情緒が揺れやすい」

そんな**“心のゆらぎ”に悩む女性**が多く来院されます。
それは性格のせいでも、弱さでもなく、
ホルモンバランスや内臓の働きの影響であることがほとんどです。

東洋医学では、感情の変化と深く関わる臓器として「肝(かん)」が注目されています。
今回は、イライラや情緒不安定の原因と、肝とホルモンの関係、整え方についてお伝えします。


🧠 東洋医学で見る「肝」とは?

「肝」と聞くと肝臓を思い浮かべますが、
東洋医学における「肝」はもっと広い意味を持っています。

肝には主に3つの働きがあります:

  • 気の巡りを調節する(感情の安定・血流コントロール)

  • 血を貯蔵・調整する(月経・目・爪などに関与)

  • 全身のバランスを保つ(自律神経の調節)

つまり、「肝」が乱れると、
情緒の波、月経のトラブル、頭痛、目の疲れ、筋肉のこわばりなどに現れるのです。


🔁 なぜ女性は「肝」が乱れやすいのか?

女性はホルモンの影響を受けやすく、
特に以下の時期に「肝」が乱れやすくなります:

  • 月経前(PMS)や排卵期

  • 妊娠・出産後

  • 更年期(エストロゲンの急低下)

  • ストレス・睡眠不足・過労が続いているとき

これらの状態が続くと、「肝」の働きがスムーズでなくなり、
気が滞って「気滞(きたい)」となり、
イライラ・不安・ため息・怒りっぽさとして現れます。


🔍 こんな症状があれば「肝」が乱れているかも

  • ちょっとしたことで怒りっぽくなる

  • 感情の浮き沈みが激しい

  • 生理前に胸が張る・下腹部が痛む

  • 頭痛・めまい・目の疲れ

  • 首や肩のこりがひどい

  • 胃の不快感・げっぷが出やすい


🌿 肝の乱れを整える生活とセルフケア

香りのある食材をとり入れる

→ 香りは“気”の流れをスムーズにします。

例:
しそ、春菊、みょうが、柑橘類、ミント、ジャスミン茶 など

感情をため込まない・言葉にする

→ 怒り・悲しみ・悩みなどの感情は、溜めずに表現することが大切です。

  • ノートに書く

  • 信頼できる人に話す

  • 呼吸法や瞑想を取り入れる

運動・ストレッチで“気”を流す

→ 特に上半身の巡りをよくするように意識しましょう。

  • 肩甲骨を回す

  • 背中・わき腹を伸ばす

  • 深呼吸をしながらのウォーキング

おすすめのツボ

  • 太衝(たいしょう):足の甲、ストレス緩和・気の巡りを整える

  • 内関(ないかん):手首内側、気持ちの安定・胃の不快感にも

  • 百会(ひゃくえ):頭のてっぺん、イライラ・不眠にも◎


🏥 当院でのサポート

さくまうたたね治療院では、
肝の働きや自律神経、ホルモンバランスの乱れに対して、以下のような施術を行っています。

  • 鍼灸で「肝気」の巡りを整える・ホルモンバランスを調整

  • 頭部ケア(クラニアージュ)で自律神経の安定を促す

  • 気の詰まりを流す整体・温灸・お灸など

  • 体質に合わせた食事・セルフケアのアドバイス


✅ まとめ

  • 女性のイライラや情緒不安定は、「肝」と「ホルモン」の乱れが大きく関係

  • 気の巡りをよくする生活・香り・運動・ツボ押しでケア

  • 我慢や放置をせず、「内側から整える」ことで穏やかな日常へ

さくまうたたね治療院