「“女性の冷え”と内臓の関係 〜温めるべきはお腹?足?それとも…?〜」

「“女性の冷え”と内臓の関係 〜温めるべきはお腹?足?それとも…?〜」

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

「手足が冷たい」「お腹が冷える」「夏でも靴下が手放せない」
そんな“冷え”に悩む女性はとても多いですね。

けれど、「どこを温めればよいのか」「なぜこんなに冷えるのか」
はっきりわかっていない方も多いように感じます。

今回は、“女性の冷え”を内臓との関係から紐解き、
東洋医学的なケア方法をお届けします。


❄️ なぜ女性は冷えやすいの?

女性はもともと筋肉量が少なく、熱を生み出す力(代謝)が弱めです。
さらに、月経や出産、更年期などのライフサイクルの中で「血」や「気」の消耗が多く、
その分、体の巡りが滞りやすくなります。

特に、以下のタイプは要注意です:

  • お腹だけが冷える人:内臓の働きが低下

  • 手足が冷える人:血の巡りが悪い

  • 全身が冷える人:エネルギー(気)が不足


🧠 東洋医学では「内臓の冷え」がカギ

東洋医学では、**“冷えは内臓から始まる”**と考えます。
特に女性の健康に関わるのが、以下の3つの臓器です:

① 腎(じん)

エネルギーの源。「冷えの根本」がここにあります。
→ 更年期や慢性疲労、生理不順にも関与。

② 脾(ひ)

消化吸収を担い、「血」や「気」をつくる中心的な臓器。
→ お腹が冷える・むくみやすい人は要注意。

③ 肝(かん)

血を貯め、巡りをコントロールする働き。
→ ストレス冷え、手足の冷えに関与。


🪡 東洋医学的ケアのすすめ

◎ 鍼灸・お灸で内臓から温める

当院では、以下のようなツボを活用して内臓を元気にします:

  • 関元(かんげん):おへその下 → 腎を温める基本のツボ

  • 足三里(あしさんり):胃腸を元気にするツボ

  • 三陰交(さんいんこう):冷え・生理不順・更年期全般におすすめ

また、女性には**“お灸ケア”**が非常に効果的です。
じんわりと内臓まで温まる感覚を、ぜひ体験してみてください。


🏠 自宅でできる冷えケア

❶ お腹と仙骨を温める

→ ホッカイロや湯たんぽを、おへそ下とお尻の上(仙骨)に。内臓を直接温めるのがポイント。

❷ 夜は湯船にゆっくり浸かる

→ シャワーだけでは芯まで温まりません。ぬるめのお湯で15分以上を目安に。

❸ 温かい飲み物でも体を“冷やす”ことも

→ コーヒー・緑茶・牛乳は意外と冷やす性質。生姜紅茶や番茶、白湯がおすすめです。


🌷 冷えが改善すると変わること

  • 生理痛・生理不順の改善

  • むくみ・便秘の解消

  • 疲れにくくなる

  • 気分が安定する

  • 妊活・更年期の不調軽減にもつながる


🔚 まとめ

  • 女性の冷えは“内臓の冷え”が原因のことが多い

  • 東洋医学では「腎」「脾」「肝」のバランスが大切

  • 鍼灸・お灸・ツボ刺激で、体の中からポカポカに

  • 日々のセルフケアでも冷えは確実に変わります

さくまうたたね治療院では、女性の体の変化と寄り添いながら施術を行っています。
冷えのケアは、女性の健康の第一歩です。ぜひご相談くださいね。

さくまうたたね治療院