“ストレスと女性ホルモン”の意外な関係

“ストレスと女性ホルモン”の意外な関係
〜心の緊張がホルモンバランスを乱す理由〜

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

現代の女性は、仕事・家事・育児、そして人間関係などで日々たくさんのストレスを抱えています。
「なんとなく生理のリズムが乱れる」
「イライラしたり、涙が出やすくなった」
「肌が荒れたり、体調が不安定になってきた」

そんな不調の裏にあるのが、ストレスと女性ホルモンの深い関係です。


🧠 ストレスがホルモンバランスに影響する理由

ストレスを受けると、脳の中の**視床下部(ししょうかぶ)**という部分が反応します。
視床下部は、自律神経やホルモンの司令塔のような役割を持っており、ここがストレスの影響を受けると、ホルモンの分泌バランスも乱れてしまうのです。

特に女性ホルモンは、脳からの「繊細な指令」によって卵巣に伝えられ、生理周期や排卵、気分などをコントロールしています。
つまり、ストレス → 脳への影響 → 女性ホルモンの乱れという図式が成り立つのです。


📉 女性ホルモンが乱れると起こる変化

  • 生理不順(周期が乱れる・遅れる・止まる)

  • PMS(月経前症候群)の悪化

  • 不正出血

  • 肌荒れ、にきび

  • イライラ、情緒不安定

  • 不眠、やる気が出ない

  • 冷えや便秘、代謝の低下

こうした症状が「なんとなく増えた」「周期が不安定になってきた」と感じる方は、ストレスによるホルモンの乱れが原因かもしれません。


🌿 東洋医学から見た「ストレスと女性ホルモン」

東洋医学では、ストレスは**「気の巡り」が滞った状態=気滞(きたい)**と捉えます。
気の巡りが滞ると、血やホルモンの巡りにも影響が出て、生理や感情のバランスが崩れやすくなるのです。

特に女性は「肝(かん)」という臓の働きと深く関係しています。
肝は「気・血・感情の巡り」をコントロールしており、ストレスを受けるとこの肝の働きが乱れて、ホルモンバランスや感情の不安定さにつながっていきます。


☘️ 女性ホルモンを守るセルフケア3選

① 深い呼吸とリラックスタイムを毎日に

忙しい毎日の中で、1日数分でも**「何もしない時間」**を意識的にとることが大切。
・目を閉じて深呼吸
・湯船につかる時間にアロマを使う
・スマホを手放して外の景色を眺める


② 食べ物で「肝」をサポート

ストレスに強い体を作るには、「血」や「気」を補う食事を意識しましょう。

  • 黒豆・ほうれん草・にんじん・レバー・なつめ・クコの実

  • 酸味のある食材(梅干し・柑橘系・しそ)は肝の巡りを助けます


③ ツボ押しでホルモンバランスをサポート

おすすめのツボ

  • 太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の間。肝の巡りを助ける。

  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本上。女性のバランスを整える代表的なツボ。

  • 内関(ないかん):手首の内側から指3本分上。精神的な緊張をやわらげる。


🧑‍⚕️ 当院のアプローチ

さくまうたたね治療院では、女性のホルモンバランスの乱れに対し、

  • 鍼灸による気・血・ホルモンの巡りの調整

  • 自律神経を整えるクラニアルケア

  • 骨盤・背骨のゆがみを調整する整体

などを組み合わせ、ストレスに負けない体づくりをサポートしています。


📝 今日のまとめ

  • ストレスは脳を通じてホルモンに影響し、生理や感情のバランスを乱す

  • 東洋医学では「気滞」や「肝の不調」として現れる

  • 呼吸・食事・ツボ押しなどで自分で整える習慣が大切

さくまうたたね治療院