水(すい)」って何?

「水(すい)」って何?〜むくみ・冷えの正体を東洋医学で読み解く〜

こんにちは、さくまうたたね治療院です。
前回は、女性にとってとても大切な「血(けつ)」についてお話しました。
今回は、東洋医学の最後の大切な要素「水(すい)」についてです。


「水」とは?

東洋医学でいう「水」は、体をうるおし、体温を調整する“体内の水分”全般を指します。
血液以外のすべての水分──リンパ液、涙、汗、唾液などもこの「水」に含まれます。

つまり、「水」は“体をうるおす・冷やす・流す”役割を持っています。


「水」のバランスが崩れるとどうなる?

①「水」が滞る(痰湿タイプ)

体の中の水分が巡らず、たまってしまう状態です。

  • むくみやすい

  • 体が重だるい

  • 頭がぼーっとする

  • 雨の日に体調が悪くなる

👉原因:冷たい飲食、運動不足、ストレスによる代謝低下


②「水」が不足する(陰虚タイプ)

体の潤いが足りないタイプです。

  • のぼせ、ほてり

  • 口や喉が乾く

  • 肌や髪の乾燥

  • 不眠、イライラ

👉原因:過労、睡眠不足、辛い物・コーヒーのとりすぎ、長期のストレス


「水」を整える生活習慣 🌿

  1. 冷たい飲み物を控える
    → 体を冷やすと「水」が滞りやすくなります。常温や温かい飲み物を選びましょう。

  2. 汗をかく習慣をつくる
    → 軽い運動や入浴で「水」の巡りを促します。特に半身浴がおすすめ。

  3. 塩分・糖分を控える
    → 塩分や甘い物の摂りすぎは「むくみ」の原因になります。

  4. おすすめのツボ

    • 陰陵泉(いんりょうせん)…膝の内側の少し下、骨の際

    • 太谿(たいけい)…内くるぶしとアキレス腱の間
      → 水の代謝を整え、むくみ・冷えを改善します。


まとめ

「水」は体をうるおすだけでなく、余分なものを流し出す“デトックスの要”でもあります。
水が滞ればむくみや冷えに、不足すれば乾燥やのぼせに。
東洋医学のケアで、巡りのよい“水美人”を目指しましょう✨

さくまうたたね治療院