「“女性の疲れやすさ”はなぜ起きる?東洋医学で読み解く原因と対策」

「“女性の疲れやすさ”はなぜ起きる?東洋医学で読み解く原因と対策」

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

「朝からすでに疲れている」
「休んでも疲れが取れない」
「生理前や季節の変わり目にどっと疲れる」

そんな**“慢性的な疲れ”**に悩んでいませんか?

年齢や仕事、家事、育児のせいにされがちですが、
東洋医学では**「気・血・水(エネルギー・栄養・体液)」の不足や巡りの悪さ**が疲れやすさに大きく関係していると考えられています。

今回は、女性に多い“疲れ体質”の原因と、体質別のセルフケア方法をご紹介します。


🧭 東洋医学でみる「疲れやすさ」の原因とは?

女性は男性よりも「血を消耗しやすい」体質であるため、
生理・妊娠・出産・授乳などによって**“気血”が不足しやすい**傾向があります。

さらに、ストレスや不規則な生活、冷えなどが加わると、
体の中の巡りが滞り、「疲れが慢性化」しやすくなるのです。


🔍 あなたはどのタイプ?体質別の疲れやすさ

①【気虚タイプ】〜エネルギー不足型〜

特徴:

  • 朝から疲れている

  • 少し動くとすぐに疲れる・息切れする

  • 声が小さい・話すのがおっくう

  • 風邪をひきやすい・胃腸が弱い

原因:
気(エネルギー)が不足していて、全身を動かす力が弱い状態。

対策:

  • 食材:白米、山芋、かぼちゃ、豆類、鶏肉、はちみつ

  • ツボ:気海(きかい)、足三里(あしさんり)、中脘(ちゅうかん)

  • よく噛んで食べ、冷たい飲み物を避ける


②【血虚タイプ】〜栄養不足・貧血傾向型〜

特徴:

  • ふらつき・めまい・顔色が悪い

  • 目が疲れる・髪や肌がカサカサ

  • 寝ても疲れが取れない

  • 月経量が少ない・遅れがち

原因:
血が不足していて、体や脳に十分な栄養が行き届いていない状態。

対策:

  • 食材:レバー、にんじん、黒ごま、プルーン、なつめ、卵黄

  • ツボ:三陰交(さんいんこう)、血海(けっかい)、肝兪(かんゆ)

  • 夜はできるだけ23時までに寝る


③【気滞タイプ】〜ストレス・自律神経乱れ型〜

特徴:

  • 気分の波が激しい・イライラしやすい

  • 疲れが気分に左右される

  • 生理前にどっと疲れる・胸が張る

  • ため息が多い・お腹が張る

原因:
ストレスなどで「気」の巡りが悪くなっている状態。

対策:

  • 食材:しそ、柑橘類、香味野菜、ハーブティー

  • ツボ:太衝(たいしょう)、内関(ないかん)、百会(ひゃくえ)

  • 軽い運動・深呼吸・好きな音楽を聴く


④【腎虚タイプ】〜加齢・ホルモン低下型〜

特徴:

  • 疲れが腰や足に出る

  • やる気が出ない・頭がぼーっとする

  • 白髪・抜け毛が増えた

  • 夜中に目が覚めやすい

原因:
生命力の源である「腎精」が不足して、体の土台が弱っている状態。

対策:

  • 食材:黒豆、くるみ、海藻類、山芋、栗、エビ

  • ツボ:太渓(たいけい)、命門(めいもん)、腎兪(じんゆ)

  • 無理をしすぎず、体力の温存を


🌿 疲れにくい体をつくる生活習慣

  • 朝ごはんは必ずとる(1日のエネルギーの土台)

  • 軽い運動(散歩・ラジオ体操)で気を巡らせる

  • スマホやPCの見過ぎは早めに切り上げる

  • 冷え対策:特に“首・お腹・足首”を温める


🏥 当院でできるサポート

さくまうたたね治療院では、
慢性的な疲れやすさに対して、体質に合わせた東洋医学的ケアを行っています。

  • 鍼灸・整体で“気血水”の巡りと自律神経を整える

  • 腎を補う施術で、年齢による疲れにも対応

  • 栄養・睡眠・生活のアドバイスで根本改善を目指す

“なんとなく疲れている”状態を放置せず、
今こそご自分の体を見直すタイミングかもしれません。


✅ まとめ

  • 女性の疲れやすさには「気血水」の乱れが関係している

  • 体質(気虚・血虚・気滞・腎虚)によって原因も対策も違う

  • 東洋医学は体質を見極め、根本から整えるサポートが得意

さくまうたたね治療院