“女性の便秘”と東洋医学的ケア

“女性の便秘”と東洋医学的ケア
〜ただの便秘とあなどらず、体の声を聞いてみて〜

こんにちは。
さくまうたたね治療院です。

「毎日出ないけど、これが普通だから…」
「薬を飲めば出るから大丈夫」

そんな風に、便秘を当たり前にしていませんか?

特に女性に多い「便秘」。
実は、体の巡りの悪さや冷え、ストレス、ホルモンバランスの乱れが関係しています。

西洋医学では「腸の動き」や「食物繊維の不足」に注目しますが、
東洋医学では体全体のバランスの乱れとして考えます。


👩‍⚕️ 女性に便秘が多い理由とは?

女性は男性に比べて、もともと筋肉量が少なく、内臓の動きが弱まりやすい傾向にあります。
さらに、生理や更年期などのホルモンの変化、冷えやストレスも加わることで腸の働きが鈍くなりやすいのです。


🌿 東洋医学で見る便秘のタイプ

東洋医学では、便秘をいくつかのタイプに分類します。
あなたはどのタイプでしょうか?

① 気滞(きたい)タイプ:ストレス型

  • お腹が張って苦しい

  • 出てもスッキリしない

  • 生理前や緊張時に悪化する
    原因:ストレスや自律神経の乱れで「気」が滞っている

対策:深呼吸・香りでリラックス・ストレッチやツボ押し


② 血虚(けっきょ)タイプ:エネルギー不足型

  • 便意があまりない

  • 出てもコロコロしている

  • 顔色が悪く、めまいや立ちくらみがある
    原因:「血(けつ)」が不足して腸に潤いが届いていない

対策:鉄分・たんぱく質をしっかり摂る、夜更かしを控える


③ 寒湿(かんしつ)タイプ:冷え型

  • 下腹部が冷える・むくむ

  • お腹がゴロゴロ鳴る

  • 便が出にくく、水っぽいことも
    原因:体が冷えて内臓の動きが鈍っている

対策:お腹を温める・冷たいものを避ける・温灸など◎


④ 燥熱(そうねつ)タイプ:水分不足型

  • 便が硬く、コロコロ

  • のどが渇く・肌が乾燥しやすい

  • 体がほてりやすい
    原因:体の潤いが不足し、腸が乾燥している状態

対策:白きくらげ・ごま・オリーブオイルなど潤い食材を摂る


🎯 おすすめのツボ

ツボを刺激することで、腸の働きを自然にサポートできます。

  • 天枢(てんすう):おへそから左右に指3本分外側 → 腸全体の働きを整える

  • 大腸兪(だいちょうゆ):背中の腰あたり、おへその裏側 → 便秘改善の代表ツボ

  • 足三里(あしさんり):膝のお皿の下、外側 → 消化機能を整える万能ツボ

指の腹でゆっくりと3〜5秒ずつ、気持ちいい強さで押してみてください。


🏥 当院の便秘ケア

さくまうたたね治療院では、
その方の「体質」と「生活習慣」を東洋医学的に見極めたうえで、以下のような施術を行います。

  • 腸の動きを整える鍼・灸

  • 自律神経と腸の関係に着目した頭〜背中〜骨盤の調整

  • 冷え・ストレス・血流を整える全身施術

  • 食事やセルフケアのアドバイスも

「薬を飲みたくない」「自然に出したい」という方にこそおすすめです。


📝 まとめ

  • 女性の便秘は「巡りの不調」や「冷え・ホルモンの乱れ」が関係している

  • 東洋医学では便秘を体質別に捉え、根本的な改善をめざす

  • ツボや食事・生活習慣の見直しも効果的

  • 一人ひとりの体質に合ったケアが大切

さくまうたたね治療院